HDブートにしたラズベリーパイ
ラズベリーパイのSDカードがすぐに壊れるからHD起動に設定してみた。昔と違ってものすごく簡単になっている。N100を搭載したちっちゃいPCを手に入れて、Linuxサーバーを立ち上げようと考えていたことがほぼ実現している。
前提
- Raspberry Pi 3B
- Debian Bookworm
- macOS Sonoma
準備
SDカードで起動して、USB起動できるように設定しなければならない。
一時的なSDカード起動なので、容量が少なくてもいいし、もうすぐ壊れそうなSDカードでも可を使ってセットアップしておく。RaspberryPi Imagerを使うとすごく便利。
いったんSDカードで起動して、USBブートの設定にする。
/boot/firmware/confg.txt
に次のコマンドを追記する。
program_usb_boot_mode=1
program_usb_timeout=1
再起動したら、「USBブートモード」になる(メモリに書き込まれる)。
ハードディスクのブートディスクを作る
iMacのタイムマシンで使っていたHDを使うことにした。このHDにRaspberryPiのOSをインストールする。これもRaspberryPi Imagerを使う。SDカードと同様の手順で行うとMacが外部のディスクにアクセスすることを許してくれなくて、OSの書き込みができない。
システム設定→Privacy&Security→FullDiskAccessでRaspberryPi Imagerに権限を持たせておく。
すると、SDカードに書き込んだときと同様の手順でブートディスクが完成する。
起動
RPIはシャットダウンして、SDカードを抜く。
USBでRPIとHDをつなぐ。電源を入れる。ハードディスクをつないでいるので消費電力が凄まじい。29wのUSB電源アダプタを使ったら電源が入った。
起動はSDカードのときと比べてすごく遅い。気長に待つべし。